Spring Greens
- (続)理想の英語化計画 -
「学びの段階における英語の伸ばし方」



15.語彙、語彙、語彙。。。。。。


英語の回路ができてからは、とにかく「語彙」(単語や熟語、慣用句)が大切になってくると思います。これは大人の勉強でも同様で、英検やTOEICの対策本の類を見れば、「語彙」が非常に大切だということが一目で分かると思います。つまるところ、語学というのは、母国語、外国語ともに「語彙力」がものを言うのは当然かと思います。

ある程度は多読でも獲得できると思いますが、正確な意味を知るにはやはり、辞書(フランクリンの電子辞書がお勧め)の使用、ワークの使用、そして大人用の語彙の問題集が欠かせなくなると思います。

外国語の場合は、必然的に「自然に状況から覚える」ということが困難なので、ある程度は「勉強して覚えこむ」必要がでてきます。(これは母国語でもそうですね)

さらに、子供の場合は、英語より日本語の語彙獲得がずいぶん進んでいれば良いのですが、場合によっては英語の語彙を日本語で説明してもよくわからない(それに対応する日本語の意味自体もよくわからない)こともあるので、前述した英英辞書を利用するか、あるいは、例文から覚える、ことを心がけるといいと思います。つまり、和訳だけでなく、英語での意味が載っていたり、例文が豊富な教材がよいと思います。


(1)おすすめの英英talking dictionary

▼Franklin社製Children's talking dictionary & spell corrector
これは、4万以上の語彙が音声で流れ、筆記体でのスペリングもでてくるなど、我が家で大ヒットでした。ネットでは、他の帰国子女のお子さんにもお役立ちだったとか。子供向けのtalking dictionaryとしては優れものだと思います。簡単な英語で解説がでてくるので、わかりやすく、これを購入してから、辞書を引くのをとても楽しみにしています。お誕生祝いなどにもいかが?
Children's Talking Dictionary & Spell Corrector
アカムスさんでの紹介はコチラ


(2)おすすめの絵辞典

▼The Sesami Street Dictionary (Random House)
基本1300語を網羅しているので、アルクの2000語絵辞典よりは語数は少ないのですが、絵辞典というより、簡単な英英辞典といった趣です。しかもセサミのキャラ総出演で、ユーモアたっぷりなので、少し読める子はついつい漫画感覚で読んでしまいます。読みながら、言葉のセンスが身につくという優れもの!とにかくお勧めです。息子は辞書というより、丸々1冊、漫画のような感じで読み込んでいました。ロングセラーになっているのもうなずける1冊です。
The Sesame Street Dictionary


(3)Vocabularyアップのためのワーク(nativeむけ)

▼240 Vocabulary words kids need to know (Grade 3):
下のSpectrum Grade 3よりやや本格的なvocabularyのワーク。
VocabularyはGrade3くらいになってからワークが出てくることが多いので、だいたいこの年齢でしっかりとはじめるのでしょうか?
240 Vocabulary Words Kids Need to Know: 24 Ready-To-Reproduce Packets That Make Vocabulary Building Fun & Effective Grade 3

▼Spectrum Vocabulary Grade 3
Spectrumでは、vocabularyのワークはGrade3以後で出てきます。このワークでは、単語を推測しながら覚えられるように、単語のバックグラウンド(同意語、反意語、語源)から覚えられるようなつくりになっています。後半の受験練習の部分はそれほど必要ないとは思います。
Spectrum Vocabulary: Grade 3 (Spectrum (McGraw-Hill))


(4)中学高校生用 語彙力アップのための参考書

▼Z会速読英単語:入門編、必修編、上級編 (CD別売)
高校生大学生むけの受験用のベストセラーだとのことです。単語を単に対訳で覚えるのでなく、文章の中から覚えようという画期的な参考書。子供の語彙の獲得にはぴったりの本です。入門編では、高校1−2年レベルの英文がたくさん収録されているので、英語回路のできた小学生でも十分取り組めると思います。CDの英文も早すぎず遅すぎず好感が持てます。特に、入門編は、「童話は少し幼稚っぽく感じるけど、まだまだ難しい政治経済や社会、歴史的なお話はちょっと、、、、」という小学生でも十分理解できる程度の内容ですので、たとえば、Stories to Remember, Palkids Kinderあたりが終了したお子さんのかけ流しにもいいかもしれませんね。
http://www.zkai.co.jp/books/search/list_2.asp?SRS=1

また、熟語編というのもあります。こちらもおすすめです。
印象としては、次の「英検」文で覚えるプラス単熟語の準2級レベルに相当するかと思うのですが、出てくる英文よりやや長めにもかかわらず、お話仕立てになっているので、内容的には興味を惹きやすい感じです。

この単語集で少しレベルが高いという人は、同じZ会の「音読英単語」があります。中学から高校にかけての英単語が網羅されています。

▼Z会出版 速読速聴・英単語 Basic 2000 (CDつき)
前で述べたように、こちらも文脈主義で単語を覚えるための短い文章がたくさん盛り込まれています。中学から高校1年レベルの英単語がすべて網羅されている入門編、同じシリーズでレベルのより高いCore 1800, Advanced 1000というものもあります。CDつきで、このお値段はとてもお買い得です。CDは文章だけでなく、単語の発音も含まれています。
速読速聴・英単語 Basic 2200

▼旺文社 「英検」Pass 単熟語 
これは、英検での最も出題頻度の高い単熟語をセレクトしたもので、受験生の間に圧倒的な人気があるようですが、熟語の部分は例文が載っているものの、単語は対訳のみのシンプルなつくりなので、小学生(低学年、中学年)には少し取り組みにくいと思います。
英検Pass単熟語シリーズ

▼旺文社 「英検」文で覚えるプラス単熟語
これも重要単語を集めたものですが、こちらのほうは、第1章が単語(プラス例文)、第2章が、50-100語程度の英文が載っていて、文章から意味を覚えるようなつくりになっています。別売のCDもありますので、こちらのほうが、小学生の勉強に使いやすいと思います。
英検プラス単熟語シリーズ

▼CDを聞くだけで英単語が覚えられる本 (中級)
これらは、宣伝文句によると 「英単語・日本語訳・英文語義・例文を付属CD2枚にすべて収録。さらに英語・日本語を左右のトラックに交互に収録。」だそうです。トラックが別々に収録されているのはあまり評判が良くないようですが、英文の語義、例文が着いているのが評価できます。聞く英英辞典という感じで、英単語、和訳の単なる羅列より、子供には理解しやすいと思います。
CDを聞くだけで英単語が覚えられる本[中級編]

▼ 七田のPerfect English
これも前述ですが、10000語を網羅するというタフな教材。カリスマお嬢さんのPちゃんが小学校5年生のときに使用していたことでも有名です。前半4冊は準2級〜2級、中盤4冊は準1級、後半4冊は1級レベルとのことで、後半は相当に難易度が高いです。この本のよいところも、例文が豊富であること(1つの意味に1つの例文)、暗唱文例集が豊富であること、です。例文は日本語がまったくなく「かけ流し」に使えるところも気に入っています。
我が家では、「高速音読+かけ流し」によるインプット素材として使っています。
http://www.palkids.co.jp/x/modules/e2/index.php?id=9


(5)ESL教材

上の、お勉強としての英語の項目でも挙げたのですが、小学生になると、中高生・大人向けのESL教材(これは本当に豊富に種類があります)が使えるようになってきます。こういった中から語彙をターゲットに絞った本をやるのも良いと思います。ちなみに、我が家で購入したのは、これです。

▼Basic Vocabulary in use (Cambridge)
初歩的な語彙の本ですが、カテゴリーごとに並べられているので、頭の中が整理されます。ただし、書き込むための空欄が小さいのが難点。
Basic Vocabulary in Use: With Answers (Vocabulary in Use S.)


(6)多機能電子辞書

最近の電子辞書の性能には目を見張ります。高校生向けの電子辞書には、nativeの発音つきの語彙が数万語以上も収録されているのみならず、セレクトされた重要な英単語、英熟語が例文ごと丸々nativeの音声とともに収録されています。さらに、リスニングテスト、会話表現集、挙句の果てには、英語の小説をnative音声で読み上げる、というものまで含まれているものもあります。私が注目しているのは「ゲーム感覚でトレーニングできる 聴き打ちのリスニングテスト」機能です。

ちょっとした待ち時間でもできますし、大人のやり直し英語にももってこいだと思います。ですから、次に買うとしたら、こういった機能の充実した電子辞書かな、と思っています。


(7)親の英語力を利用してどんどん日本語で教え込む

小学生(特に低学年)あいてに、「Revolution : 革命、Industry : 産業」などと逐語訳で単語帳を覚えこむように勉強させるのが難しいのは、想像できると思います。ただ、多読をしていて、英語の語彙をいちいち英和辞典、英英辞典でひいていられないとき、何か勉強をしていて、少し分からない語彙にぶつかったとき、、、、、「どういう意味?」と聞かれることも多々あると思います。そんなときは、日本語でいいので思い切り意味を説明してやります。こういう場合は、日本語を介してといっても、文脈の中で理解するわけなので、逐語訳で単語だけを覚えるのと違ってイメージが頭に残りやすいと思います。とにかく、親の英語力を利用して、日本語ででもいいので語彙を増やしてやります。正直言って、こうでもしないと、母国語でもない英語の場合は短時間の取り組みでは語彙が追いついていきません。


理想の英語化計画TOPへ戻る  次へ